空は星空。

雲一つない。






「ゆいさん、」


「んー?」


「飲んでる最中変な男に絡まれなかったすか?」


「大丈夫ー」


「まぁもし絡まれてたら俺が殺しますけどねーっ」


「独占欲バリバリ」


「今更っしょ!!!」







今まで、今までは。

龍の独占欲に溜め息を着いていたのに。

それなのに。








「うん、今更やね」








それを嬉しく感じる。




もう龍を後輩と思えない。

一人の男として見ていて。






人を好きなるだけでこんなにも世界がキラキラしているなんて。







でも、










「ゆいさんに近付いていいのは俺だけっすよーん!!!」










辛い。









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