「あ‥そうだ!希さんに渡そうと思ってのがあるんだよ…」
「…はい?」
そう言うと、おばあちゃんは仏壇の隣にあるタンスの引き出しから何かを取り出した。
「…これなんだけど・・」
「これは??」
おばあちゃんが私に差し出したのは、小さな布でできた袋。
「開けてみて…」
「はい・・」
私はその布の袋をそっと開けてみる。
袋に入っていたものは…
「……わぁ・・!」
「昔、お父さんからもらった結婚指輪だよ…」
袋から出してみると…ダイヤの指輪が出てきた。
その指輪は、キラキラと輝いている・・・
「この指輪はね、私の宝物なんだよ。昔から…将来祐輔の嫁さんにあげようって決めてたんだ・・」
「でも…そんな大切なものをいただいてしまっていいんですか?」
「いいんだよ♪私は希さんにもらってもらえるのが幸せだよ・・」
ニッコリと笑うおばあちゃん。
だけど、うっすらと目には涙がにじんでいた。
.
「…はい?」
そう言うと、おばあちゃんは仏壇の隣にあるタンスの引き出しから何かを取り出した。
「…これなんだけど・・」
「これは??」
おばあちゃんが私に差し出したのは、小さな布でできた袋。
「開けてみて…」
「はい・・」
私はその布の袋をそっと開けてみる。
袋に入っていたものは…
「……わぁ・・!」
「昔、お父さんからもらった結婚指輪だよ…」
袋から出してみると…ダイヤの指輪が出てきた。
その指輪は、キラキラと輝いている・・・
「この指輪はね、私の宝物なんだよ。昔から…将来祐輔の嫁さんにあげようって決めてたんだ・・」
「でも…そんな大切なものをいただいてしまっていいんですか?」
「いいんだよ♪私は希さんにもらってもらえるのが幸せだよ・・」
ニッコリと笑うおばあちゃん。
だけど、うっすらと目には涙がにじんでいた。
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