メールの相手はレオくん。

私はすぐにメールの返事を打ち、携帯をそっと閉じた。


なんだ…またレオくんか・・



レオくんからは、頻繁に連絡があった。
私のことを心配してくれているみたいで、毎日のように気遣いのメールや電話をくれた。

でも…レオくんに甘えちゃいけないよね。
だから私からレオくんにメールをしたりしないし…、レオくんが祐輔の話をふってきても触れないようにしてるんだけど。


レオくん…。
なんでこんなに、私のこと気遣ってくれるんだろ?

正直謎だなぁ・・
まあ、たまにちょっとだけ元気を取り戻したりするけど…

それもレオくんに甘えてることになるのかな…




ピンポ――ン…

「―――!」


ぼーっと考えていると…、家のインターフォンが鳴った。



もしかして…祐輔!!?

私はインターフォンの受話器を取らずに、そのまま玄関に走って行く。




祐輔‥かな!?


ガチャ

私は勢いよく玄関のドアを開けた。

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