【希side】


ピ――――…!


「おっとっと!」


慌ててコンロの火を消す私。

そしてカップヌードルにやかんのお湯を注ぎ、蓋を閉めしばし待つ…。



祐輔と距離を置いて一週間。

私は祐輔から言われた通り仕事を休み、毎日家で過ごしていた。


仕事をしていた頃と生活は一変。
毎日朝早く目が覚めてしまい、夜は早めに寝てしまう…。

祐輔がいないとご飯も作らない。毎日のほとんどはカップヌードルやコンビニのお弁当などで、お腹を満たしていた。





「…フ〜フ〜〜」


カップヌードルの蓋を開け、麺を冷ます。

…こんな生活続けてたら太るし、栄養偏る一方だなぁ(汗)
でも、祐輔がいないとご飯作る気しない。


……祐輔。どうしてるかな?

毎日考えるのは祐輔のことばかり…。悪いのは私だってわかってる・・

祐輔の言いたいこともわかってる…。

ただどうしたらいいのかわからない。

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