チラッと祐輔の席を見る。



祐輔…私が悩んでること気づいてないのかな?

…前だったら、私のことなんでもすぐに気づいてくれて‥わかってくれたのに・・
今回はまだなにも言ってこない…


最近忙しくて…私にまで気回らないのかな?

私は接客をしている祐輔の顔を、ぼんやりと見つめた。





「遊〜。あ――んして♪」


――!?

今祐輔が接客しているお客さんは、若い20代くらいの人。

その人はフルーツ盛りのカットメロンをフォークで刺し、祐輔の口元へ持っていく。


祐輔はニッコリと笑い、口を開くと…お客さんはメロンを祐輔の口の中に入れた。






なにアレ〜〜〜〜〜〜(怒)!!!

超×100000ムカつく〜


つーか、祐輔は自分のものだけとか思ってナイ!?

ちょっと美人で、ちょっと胸あって、ちょっと美脚だからって調子づいてんじゃねェよ!!!



私はジョッキビールを、グビグビと飲み干した。

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