「――‥でね、この神崎くんて子…祐輔に相当憧れてるみたいよ〜」

「ふーん……」


面接を終え、事務所で一休み。

コーヒーを飲みながら、今日面接に来た人たちの履歴書を祐輔に見せている。

私は1番手応えのあった神崎くんのことを、祐輔に報告していた。





「……祐輔はどう思う?私は神崎くんなら結構イケると思うんだけど・・・」


なんかオーラを感じたし‥

結構いい腕持ってると思うんだよね♪




「ああ、いいんじゃね?こうゆうキャラのヤツは今ちょうどこの店にいないし…コイツならマダムや年上に好かれそうだしな」

「ホント!?じゃあ、この人で決まりだね☆なんか私の直感が当たって嬉しいッ」


今まで私が雇っていた人は、大半が途中でバックレたり…時には色々問題を起こしていた人ばかり・・

今度こそ、私が選んだ新人くんに頑張ってもらうんだからっ!!



仕事魂がメラメラと燃える。


翌日、すぐに神崎くんと他3名の人に採用の連絡を入れた。

さぁて…忙しくなりますよ!

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