…え? じゃああれはホントだったの?! 驚いて航介くんを見ると 右手で顔を隠していた。 なんだか心がほっこりする。 「もうその話はいいから〜食べよ〜」 べろんべろんに酔ったお父さんの一言で再開する。 席はきちんともとの位置へ。 お母さんたちが高校生の頃を思い浮かべる。 きっと今みたいに他愛もない話で盛り上がっていたんだろう。 高校生活を大切にしよう 不思議とそんなことを思っていた。