午後5時を過ぎる頃には、もうパンケーキの材料がなくなった。
元々、予算の関係でそんなに多くは用意されていなかったから、どの屋台も開始から1時間もすれば次々に閉まる。
あたしたちナシラはパンケーキの屋台の前に並ぶと、丁度、近くにいた勝ちゃんパパを捕まえて、写真をお願いした。
ノリノリでそれを引き受けた勝ちゃんパパは構えたデジカメの画面を見ながら、嬉しそうな歓声を上げる。
「おー、いいねぇ。美人4人。うちには女の子がいないから、誰か来るか?」
「真海子が行くって」
そんなアイチの即答に思わず動揺してしまう。
「何でよ!」
そう言ったあたしに勝ちゃんパパは笑った。
「大歓迎だよ」
「よし、決まりだな」
シーやんもそんなことを言ったけれど、真面目に取り合うと余計におかしい気がして、流しておいた。
「じゃあ、撮るぞー?」
その声にあたしたちは笑顔を浮かべて、ピースを作る。
と、勝ちゃんパパは構えていたカメラを降ろして言った。
「かけ声、何がいい?」
何でもいいよ!!!
