そんな彼女に今度はあたしが聞いてみる。 「逆に聞いていい?何で駆に近付けなくなるかもしれないって思いながら、あたしに言ったの?」 多部ちゃんはコーラをかき混ぜる手を止めて、あたしを見た。 「もう嫌だったんです、1人で悩んでるの。真海子先輩に相談して、愛生先輩に伝わって、駆先輩に近付けなくなれば、あきらめられるかなぁと思って」 多部ちゃんは笑った。 「でも無理ですね。たとえそうなったとしても、やっぱり諦めきれません。それぐらい駆先輩が大好きです」