いよいよ告白の時はやってきた。
ここ3日間、気が気じゃない日々を過ごしてきたけれど、やっとそれから解放される。
多部ちゃんとあたしは、アイチとの約束1時間前に、地元から1駅離れたファミレスに入った。
地元から出たのは、もしケンカになるようなことがあっても、「ほら、ケンカになってた子よ」なんて店員の話のネタにならないため。
1駅離れていれば、今後、そっちを使う必要もないし。
アイチがタバコを吸えなくてイライラすることのないように喫煙席を選んだし、ドリンクバーにジンジャーエールがあることも確認した。
もう準備は完璧だ。
多部ちゃんはかなり緊張しているように見えた。
それもそうか。
憧れの先輩に「あなたの彼氏が好き」と打ち明けるんだから。
「心の準備はできた?」
緊張で話せなくなってしまっても困るから、少しはそれをほぐせるかと思って聞いた。
「はい、大丈夫です」
多部ちゃんはそう笑顔で頷いたけれど、やっぱりその表情には緊張が残ったままだった。
「素直にちゃんと話せば、アイチもそれなりに答えてくれると思うよ」
