多部ちゃんの告白まであと2日。
あたしはいつも通りとはいかない日々を過ごしていた。
アイチとの待ち合わせの時はもちろんのこと、エッグでみんなと話していても、多部ちゃんのことはちょくちょく頭の中に顔を出す。
そしてその度にあたしは意味のない自問自答を繰り返していた。
例えば、駆の笑顔を見た時。
本当にこのまま告白させることが正しかったのかと考える。
例えば、アイチの笑顔を見た時。
彼女に報告することを勧めた判断は間違っていなかったか考える。
考えない時だってもちろんあるんだ。
全然思い出さない時もある。
けれど、多部ちゃんはふとした瞬間に出て来て、あたしの頭を悩ませる。
どんなに楽しく笑っていてもそのことが頭に出て来るとスッと冷めてしまうんだ。
「マジでどうしよっか」
その声に隣を見ると、駆がテーブルから顔を上げて、みんなに視線を送っていた。
けれどみんなは「う~ん」とか「はぁ~」なんて短く声を発するだけだ。
第2回目のバースデー会議は難航していた。
シルエットにする写真をそれぞれ持ち寄ったあたしたちは、その中からベストショットを決めるために、テーブルの上に並べられた5枚をじっくりと見ていた。
