テーブルの上に置かれたCDジャケットは、チェリーの好きなメンバーの顔だけ、何をこぼしたのか、茶色い染みで隠されてしまっている。 と、言うのに、恋の力はすごい。 たとえ、初回限定版のCDに染みを付けても簡単に許してもらえてしまう。 「ありがとうございます!」 深々とお辞儀をしている修介を見ながら、相手の機嫌がいい時に謝るのは本当に効果的なんだ、と思った。