1番に何を言おうか考えていた。
みんなとの思い出話も聞いてほしかったし、アイチの話も聞きたかった。
けれどやっぱり、1番に言う言葉は「おかえり」に決めて、ドアを開けた。
今日と同じくらいの衝撃を受けた。
いや、今日よりも大きい衝撃だったかもしれない。
そこにいたアイチは傷だらけで目が死んでいた。
そしてその死んだ目からは涙が静かに流れていた。
あたしはすぐにアイチに駆け寄って、何があったのかを聞いた。
彼女は黙ったまま、ただ涙を流していた。
「どうしたの!?アイチ!何があったの!?話せば楽になるよ?」
正直、どんな言葉をかければいいのかわからなかった。
いつも笑っているアイチからは想像できない姿にものすごく動揺してしまっていた。
それでも聞くのをやめないでいると、それまで黙っていたアイチは人生で初めてあたしに怒鳴った。
「何でもないってば!」「話せば楽になるとか簡単に言うなよ!」「誰にもどうにもできないんだよ!」
その時の言葉と迫力は今でも忘れられない。
敵意を剥き出しにされたようなものすごい迫力と3つの言葉。
そして彼女は最後に静かな声で言った。
