地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー

ファンクラブ?

そんなすごいのがあるのは、陸さんの方でしょ。

大学内で有名な美女?

あたしじゃなくって、零ちゃんの間違いだよね〜。


フムフムとひとりで納得して、そのことを陸に言うと。

「ハァ―……」

大きな大きなため息をつかれました。


本当のことを言っただけなのに、どうして?

わからなくて首を傾げる。


「……予想通りだな。ま、いっか。常に俺が隣にいれば良いんだし」

「へっ? んっ……!」


ひとりで呟いてるなと思ってたら、いきなりキスされた。

すぐに胸元に、手を這わされる。


「もういいや。理性の限界だから……」


色々聞きたいことはあるけど、陸が気にしてないならいいか……。

そう思って……陸に身を委ねた。