地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー

そのままズルズルと、陸に乗せられ任せていたら……。


「はっ!?」

「あ、今日は白だ」


見事に服をご開帳されておりました。


「ちょっ……待って橘くんのこと聞いてないっ……!」

「……ヤツにあんまり近づくな。というか、寄って来る男どもを全員警戒しろ」


バタバタと暴れると、行為中の手を止めてそう告げられる。

な、なんで?


「地味子に男の子たちは興味ないよ。警戒する必要ないじゃん?」

「……」

「地味子に寄って来るわけない!」


自信満々にそう言い切った。

大丈夫、大丈夫。


「いい加減……自覚してくんない? お前のファンクラブあるんだぞ。大学内じゃ、美女として有名なんだから……」


スーッと頬を指先でなぞられる。


いやいや……意味不明だよ陸さん。