あたしが、壁側に背中を預けてベッドの上に座り、陸がひざ枕をされてる。

ベッドに直接寝転べばいいのに、あたしのひざ枕がいいらしいです。


陸の柔らかい髪を梳いた。

窓から入ってくる日差しで、キラキラ輝いてる。


「なに? どうした?」


陸が閉じていた目を開けて、あたしと目を合わせる。

色素の薄いキレイな二重の目が、向けられて……思わずドキッとした。

やっぱり……カッコイイなぁ。

こんなイケメンが、あたしの彼氏なんだよね。

陸は最高の……自慢の彼氏だって、自信持って言える。

調子に乗るから、絶対に本人には言わないけど!



うん、起き上がるつもりはないみたい。

ひざ枕をされたまま聞いてくれるらしい……。

それじゃあ……。



「あのね?」



陸と目を合わせたまま……静かに話し始めた。