……。
……起きねぇ。
ピクリともしない杏。
数回名前を呼んでみても、まったくダメ。
だんだん……ムカついて来た。
お前から誘っておいて、俺を放置するとは良い度胸してんじゃねぇか。
「杏……いい加減起きろ」
──パチンっ!
杏の額から、いい音が鳴った。
俺が、デコピンしたからな。
「ゔぅ゙……いだい……」
痛みでようやく起きた。
しかし、まだ眠たいらしく……ぼーっとした目で、俺を見上げる。
「あ……りーだ……」
「こんなとこで寝るなよ……」
寝ぼけているのか、舌足らずで、呂律がまわってない。
「杏?」
そして、名前を呼んだ瞬間。
「りー……だっこ!」
フニャっと笑って……俺に両手を伸ばして来た。
……起きねぇ。
ピクリともしない杏。
数回名前を呼んでみても、まったくダメ。
だんだん……ムカついて来た。
お前から誘っておいて、俺を放置するとは良い度胸してんじゃねぇか。
「杏……いい加減起きろ」
──パチンっ!
杏の額から、いい音が鳴った。
俺が、デコピンしたからな。
「ゔぅ゙……いだい……」
痛みでようやく起きた。
しかし、まだ眠たいらしく……ぼーっとした目で、俺を見上げる。
「あ……りーだ……」
「こんなとこで寝るなよ……」
寝ぼけているのか、舌足らずで、呂律がまわってない。
「杏?」
そして、名前を呼んだ瞬間。
「りー……だっこ!」
フニャっと笑って……俺に両手を伸ばして来た。


