「零、さっきも食べたのに……まだ食べるの?」
呆れた表情で、愛しい存在を見つめているのは、西国くんで。
「はー今日もアイドル女の稽古か……」
ため息交じりに行っているのは、会長。
「茅那ちゃん来るの? 私もおろちの家に行きたい!」
キラキラと目を輝かせて、八岐大蛇を見ているのは、繭ちゃん。
「蓮が茅那ちゃんに落ちるまで、あと1ヵ月だね! みんなで賭けようよ!」
そんなギャンブル的なことを言って、会長をおちょくっているありさちゃん。
みなさん、集合されました。
あーぁ。陸に言いたいことあったのに。
タイミング逃しちゃった。
なんて思っていると。
「杏樹~? あら、皆さん来てるのね?」
なんでか、今日は家族までやってきた。
相変わらず仲のいい両親と、その後ろにじいちゃんがいて。
さっきまで静かだった病室は、一気に騒がしくなった。
あ、やっぱりさっきの言葉、訂正!
あたしは、このみんなといつまでも、笑って入れたらいいな。
1番は、陸の隣がいいけどさ。
みんなと過ごす日々も、いいよね?


