ふざけるんじゃないわよ。
もう、あたし……キレる。
「橘! 彼女を放しなさい!」
刑事さんらしいスーツを着た人が大声で叫ぶが、橘は応じない。
「杏樹? 言ったよね? 君は俺の腕の中で死ぬんだって」
耳元で囁かれて、背筋がぞっとした。
でも、あたしは……。
「言っとくけど。手と口が自由になったあたしは……怖いものないのよ?」
橘にしか聞こえない音量で返す。
「はぁ? そんなはったり……」
怪訝な顔をするヤツは、あたしの首にナイフを当てた。
その次の瞬間。
「あーちゃん! 見つけたよ!!」
あたしの癒しの声が聞こえる。
その声の主を探すと、彼女は……繭ちゃんは、あの黒い風呂敷の包みと、藁人形を両手に掲げた。
これなら、いける。
「本物の……陰陽師の術、見せてあげようか?」
「え?」
話しかけた瞬間、ポカンとして、あたしを見た橘。
その隙を逃さない。
もう、あたし……キレる。
「橘! 彼女を放しなさい!」
刑事さんらしいスーツを着た人が大声で叫ぶが、橘は応じない。
「杏樹? 言ったよね? 君は俺の腕の中で死ぬんだって」
耳元で囁かれて、背筋がぞっとした。
でも、あたしは……。
「言っとくけど。手と口が自由になったあたしは……怖いものないのよ?」
橘にしか聞こえない音量で返す。
「はぁ? そんなはったり……」
怪訝な顔をするヤツは、あたしの首にナイフを当てた。
その次の瞬間。
「あーちゃん! 見つけたよ!!」
あたしの癒しの声が聞こえる。
その声の主を探すと、彼女は……繭ちゃんは、あの黒い風呂敷の包みと、藁人形を両手に掲げた。
これなら、いける。
「本物の……陰陽師の術、見せてあげようか?」
「え?」
話しかけた瞬間、ポカンとして、あたしを見た橘。
その隙を逃さない。


