地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー



「ヤベ……寝てた」


部屋の時計を見ると、30分ほど爆睡していたようだ。


ケータイをポケットから取り出し、開く。




あ?


――ゴシゴシッ


寝ぼけているのかも入れないと思い、目をこすった。



だが。

見間違いではないようだ。





ケータイの画面には。



神崎杏樹のケータイからの着信。





――バタン!



ベッドから飛び起き、階段を下りる。



「杏から電話です!」



杏の家族や刑事、リビングにいた全員に向かって叫んだ。





「スピーカーにつなげ!」


刑事からの指示が出て、警察関係者の表情が引き締まる。

俺のケータイを取りに来た刑事が、回線につないだ。


「君が出るんだ」


刑事にケータイを渡され、戸惑う。

こういう場合って、親父さんとかじゃねーのか?


チラッとじいちゃんたちを見るが、彼らは俺に出るように目で訴えた。