ウソだ、ウソだ!!
信じたくなくて、ブンブンと顔を横に振る。
こんなヤツに……陸以外に、触られたなんて思いたくない。
「あれ? 信じないのかな?」
涙が出そうになるになるのを我慢して、キッと橘を睨みつけた。
この変態の前で泣きたくない。
それだけの思いで、歯を食いしばって耐える。
ニヤッと笑う橘は、あたしのマキシ丈のワンピースの胸元を引っ張った。
「これが証拠」
え?
視線を、自分の胸元へと向ける。
ハッとした。
陸の家から帰る時にはなかった、赤い印。
それがあったんだ……。
本当に、あたし……コイツに?
ジッと橘を睨みつける。
「ま。寝てる杏樹に最後までは、やらなかったけど」
ヤツのその一言に、少しだけホッとした。
最後まではされてない。
でも……体……触られたんだ。
下を向いて、再び歯を食いしばる。
なんで、こんなヤツに!!
悔しくて、悲しくて、繋がれている手を上下に振った。
――カシャンッ!
広い倉庫内に金属音が響く。
信じたくなくて、ブンブンと顔を横に振る。
こんなヤツに……陸以外に、触られたなんて思いたくない。
「あれ? 信じないのかな?」
涙が出そうになるになるのを我慢して、キッと橘を睨みつけた。
この変態の前で泣きたくない。
それだけの思いで、歯を食いしばって耐える。
ニヤッと笑う橘は、あたしのマキシ丈のワンピースの胸元を引っ張った。
「これが証拠」
え?
視線を、自分の胸元へと向ける。
ハッとした。
陸の家から帰る時にはなかった、赤い印。
それがあったんだ……。
本当に、あたし……コイツに?
ジッと橘を睨みつける。
「ま。寝てる杏樹に最後までは、やらなかったけど」
ヤツのその一言に、少しだけホッとした。
最後まではされてない。
でも……体……触られたんだ。
下を向いて、再び歯を食いしばる。
なんで、こんなヤツに!!
悔しくて、悲しくて、繋がれている手を上下に振った。
――カシャンッ!
広い倉庫内に金属音が響く。


