だが。
「……考えられないことじゃないわ」
俺の呟きを聞いていた朝比奈が言った。
「え?」
「杏樹の近くにいる男を妬むのであれば……確かに、他の学生よりも親しい俺たちを狙う理由はある」
蓮が俺を見ながら続ける。
「でも、証拠はないわ」
安斎がため息交じりに呟いた。
そうなんだよな。
杏のストーカーが犯人だということは、今証明できない。
これは、あくまで……俺の想像だ。
杏からの電話もなく。
ストーカーからの連絡もない。
そいつの正体もわからないまま、時間だけが過ぎていく。
リビングの掛け時計は、午前10時になろうとしていた。
杏がいなくなってから、16時間が経っていた。
「ねぇ、もう捜索願を……」
お袋さんがそう言いかけた時。
――ピンポーン
家のインターホンが鳴る。
――ビクッ
全員が驚いて、体を揺らした。
「杏樹!?」
朝比奈がそう言ってソファーから立ち上がる。
「……考えられないことじゃないわ」
俺の呟きを聞いていた朝比奈が言った。
「え?」
「杏樹の近くにいる男を妬むのであれば……確かに、他の学生よりも親しい俺たちを狙う理由はある」
蓮が俺を見ながら続ける。
「でも、証拠はないわ」
安斎がため息交じりに呟いた。
そうなんだよな。
杏のストーカーが犯人だということは、今証明できない。
これは、あくまで……俺の想像だ。
杏からの電話もなく。
ストーカーからの連絡もない。
そいつの正体もわからないまま、時間だけが過ぎていく。
リビングの掛け時計は、午前10時になろうとしていた。
杏がいなくなってから、16時間が経っていた。
「ねぇ、もう捜索願を……」
お袋さんがそう言いかけた時。
――ピンポーン
家のインターホンが鳴る。
――ビクッ
全員が驚いて、体を揺らした。
「杏樹!?」
朝比奈がそう言ってソファーから立ち上がる。


