地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー

いるんだ。

本当に、そんな女って。



あの地味女ならば、本当に連絡先が欲しかったかも。


いい友達になれたかもしれないからな。






俺に媚を売らない女がいる。





それを知った俺は、その日を境に、女遊びをやめた。




ケータイも変えて、今まで遊んだ女たちとの縁を切った。

このことに一番驚いていたのは、咲姉。


「陸、アンタ頭おかしくなった?」


こんなことをしばしば言われたけど、それでも、一切遊ぶことはなかった。





あのアンズ飴の包み袋は、大事に机の奥にしまってある。

その女に出会ったことが、俺の堕落した生活に終止符を打つものとなったんだ。






そして、高校に入学。


松沢学園に入った理由は、悠がいたからってこともある。


でも今まで関わった女たちがいない場所に行きたかったってことが大きかった。



松沢学園は、入試の倍率が高いし、レベルの高さからか……俺の中学からは、悠とふたりしか合格しなかった。