俺の向かい側に座る、お袋さんを見ると……杏と容姿はそっくりだ。
将来……こんな女性になるのかと思った。
「何か、顔についてる?」
「え?」
「ジッと見てたでしょ?」
突然話しかけられて、ドキッとする。
それも、見てたの気づかれてたし……。
「いや、似てるなって……」
ポリポリと頭を掻きながら答えた。
なんか、彼女の母親にこんなこと話すって恥ずかしい。
「あらそう? 杏樹は、おばあちゃん似なんだけどな」
「おばあちゃん?」
「えぇ。渉のお母さんよ」
「でも、容姿は……」
神崎樹里副社長に、そっくりだよな。
顔立ちも、長い黒髪も。
「私にも似てるんだけど……それ以上に、容姿と性格や力については、おばあちゃんにそっくりよ。渉は、私にそっくりだと言うんだけど、おばあちゃんを見たら一目瞭然」
「え……」
驚きだった。
杏は、てっきり母親似だと思っていたから……。
つーことは。
「この天然で、鈍感で、無自覚無防備娘にそっくりな方が、神崎家にはもうひとりいらっしゃると?」
「その通り」
コックンと、大きくお袋さんが頷いた。
将来……こんな女性になるのかと思った。
「何か、顔についてる?」
「え?」
「ジッと見てたでしょ?」
突然話しかけられて、ドキッとする。
それも、見てたの気づかれてたし……。
「いや、似てるなって……」
ポリポリと頭を掻きながら答えた。
なんか、彼女の母親にこんなこと話すって恥ずかしい。
「あらそう? 杏樹は、おばあちゃん似なんだけどな」
「おばあちゃん?」
「えぇ。渉のお母さんよ」
「でも、容姿は……」
神崎樹里副社長に、そっくりだよな。
顔立ちも、長い黒髪も。
「私にも似てるんだけど……それ以上に、容姿と性格や力については、おばあちゃんにそっくりよ。渉は、私にそっくりだと言うんだけど、おばあちゃんを見たら一目瞭然」
「え……」
驚きだった。
杏は、てっきり母親似だと思っていたから……。
つーことは。
「この天然で、鈍感で、無自覚無防備娘にそっくりな方が、神崎家にはもうひとりいらっしゃると?」
「その通り」
コックンと、大きくお袋さんが頷いた。


