どっちの社長のことを言っているのかと考えて、聞いてみることにする。
「どういう方なんですか?」
そう問い掛けると、彼は少し考えるような仕草をして……、
「頭が切れて、器が大きい方なんだ」
答えて下さった。
小田さん本人は、50代くらいに見える。
うん。なるほど。
でも、それだけじゃ陸なのか、祥お父様なのかわかんない。
「俺たち社員のことを考えて、大事にしてくれるし」
短髪の男性が料理をつまみながら続けた。
社員への待遇もいいらしい。
「へぇ……」
相槌を打ちながら、話を聞く。
「部長は、社長に会っていますよね?」
短髪じゃない男性が、問いかけた。
「あぁ、何度かね。でも会ってびっくりしたよ、あまりにも若くて」
「あまりにも若い?」
小田さんの言葉に、聞き返すと。
「うん。杏樹ちゃん、驚かないでね。これは、上層部の人間しか知らないんだけど……社長の年齢は君と同じなんだ」
「えっ……」
とっさに、『初めて知りました』という表情を作った。
彼らは、その社長とあたしが知り合いだとは知らないしね。
皆さんが話している社長というのは、どうやら陸のこと。
部下のふたりが驚かないあたり、このふたりもかなり上の役職の人なんだろうな。
「彼らよりも年下なんで、最初は仕事ができるのかと思ったけど……会社の業績は上がる一方だし、まだ10代だというのにホントにすごい人だよ」
そうしみじみとした感じで、ビールを口に運びながら言う小田さんの目には……社長の陸に対して尊敬の念が含まれているような気がした。
「どういう方なんですか?」
そう問い掛けると、彼は少し考えるような仕草をして……、
「頭が切れて、器が大きい方なんだ」
答えて下さった。
小田さん本人は、50代くらいに見える。
うん。なるほど。
でも、それだけじゃ陸なのか、祥お父様なのかわかんない。
「俺たち社員のことを考えて、大事にしてくれるし」
短髪の男性が料理をつまみながら続けた。
社員への待遇もいいらしい。
「へぇ……」
相槌を打ちながら、話を聞く。
「部長は、社長に会っていますよね?」
短髪じゃない男性が、問いかけた。
「あぁ、何度かね。でも会ってびっくりしたよ、あまりにも若くて」
「あまりにも若い?」
小田さんの言葉に、聞き返すと。
「うん。杏樹ちゃん、驚かないでね。これは、上層部の人間しか知らないんだけど……社長の年齢は君と同じなんだ」
「えっ……」
とっさに、『初めて知りました』という表情を作った。
彼らは、その社長とあたしが知り合いだとは知らないしね。
皆さんが話している社長というのは、どうやら陸のこと。
部下のふたりが驚かないあたり、このふたりもかなり上の役職の人なんだろうな。
「彼らよりも年下なんで、最初は仕事ができるのかと思ったけど……会社の業績は上がる一方だし、まだ10代だというのにホントにすごい人だよ」
そうしみじみとした感じで、ビールを口に運びながら言う小田さんの目には……社長の陸に対して尊敬の念が含まれているような気がした。


