スタジオ内を見渡して、確認する。
うん、いい感じ。
後は発動させるのみだ。
「神崎の娘がビビったのかえ?」
「ケケケケケ……! 今謝れば、お前の首を狩るだけで許してやろう」
下品な笑い方に、思わず悪寒が走った。
誰が狩られるかっての。
「お? いい匂いがするねえ?」
突然、ひとりの山姥がそう言う。
すると、またひとり、またひとりとクンクンと鼻を鳴らして嗅ぎ始めた。
4人とも、匂いの元をたどって……スタジオの中央に向かう。
今だ。
「我が術よ、発動したまえ!」
スーッと息を吸って、右手だけで印を作ると大声で告げる。
その途端。
スタジオの床の所どころからオレンジ色の光が浮かび上がる。
それは、一斉に1本の線をなって隅々まで走った。
そして……出来上がったものは。
「「「「ご、五芒星!?」」」」
これは、陰陽師が好んでよく使う印。
ひと筆書きで、星を書いたものが五芒星。
先ほど呪符を燃やして足でこすりつけたところが、線の折り返し時点だったの。
光を見て、術の成功を確信した。
久々に作った五芒星だけど、うまくいったね。
4人の山姥たちは、五芒星の、ど真ん中にいる。
うん、いい感じ。
後は発動させるのみだ。
「神崎の娘がビビったのかえ?」
「ケケケケケ……! 今謝れば、お前の首を狩るだけで許してやろう」
下品な笑い方に、思わず悪寒が走った。
誰が狩られるかっての。
「お? いい匂いがするねえ?」
突然、ひとりの山姥がそう言う。
すると、またひとり、またひとりとクンクンと鼻を鳴らして嗅ぎ始めた。
4人とも、匂いの元をたどって……スタジオの中央に向かう。
今だ。
「我が術よ、発動したまえ!」
スーッと息を吸って、右手だけで印を作ると大声で告げる。
その途端。
スタジオの床の所どころからオレンジ色の光が浮かび上がる。
それは、一斉に1本の線をなって隅々まで走った。
そして……出来上がったものは。
「「「「ご、五芒星!?」」」」
これは、陰陽師が好んでよく使う印。
ひと筆書きで、星を書いたものが五芒星。
先ほど呪符を燃やして足でこすりつけたところが、線の折り返し時点だったの。
光を見て、術の成功を確信した。
久々に作った五芒星だけど、うまくいったね。
4人の山姥たちは、五芒星の、ど真ん中にいる。


