服を着てると、わかんないけど。

意外にも、結構筋肉ついてるんだよね。

身長があるから、そんな風に見えないだけかな。


でも、あたしの体にまわされた腕が、たくましいのを物語ってた。


陸は、お昼寝の時やエッチの後……必ず腕枕してくれるけど、痺れたりしないのかなぁ?

最低でも、数時間は同じ体勢だし。

ビリビリと腕は痛くならないのかな?


そんなことを考えながら、陸の寝顔を眺める。


あ〜……ちゅーしたいかも。

ちょっとくらいしたって、良いかな?

うん、大丈夫だよね。


スヤスヤと眠る陸の頬に、“ちゅっ”と口づける。


「……陸……好きだよ……」


素直な気持ちを添えて───……。