――杏樹Side――
触れた唇は、すぐに離すつもりだったのに……。
“「逃げれるなんて思うなよ?」”
陸に耳元で、そう囁かれて……後頭部を掴まれ、息をつくのも許さないというくらいのキスをされる。
「待っ……りっ……」
「ムリ」
「もっ……」
「なに?もっとしてほしいって?」
ちっが〜う!!
──ドンドンッ!
否定の念を込めて、ニヤリと笑う陸の硬い胸板を叩いた。
だけど、ヤツは変態悪魔のスイッチが『ON』になってしまったらしく。
いや、いつも『ON』だけどね?
「……ひゃあ……ッ!」
「このままヤろっか?」
いつの間にか、あたしが着ていた服にまで手をかけていた。
触れた唇は、すぐに離すつもりだったのに……。
“「逃げれるなんて思うなよ?」”
陸に耳元で、そう囁かれて……後頭部を掴まれ、息をつくのも許さないというくらいのキスをされる。
「待っ……りっ……」
「ムリ」
「もっ……」
「なに?もっとしてほしいって?」
ちっが〜う!!
──ドンドンッ!
否定の念を込めて、ニヤリと笑う陸の硬い胸板を叩いた。
だけど、ヤツは変態悪魔のスイッチが『ON』になってしまったらしく。
いや、いつも『ON』だけどね?
「……ひゃあ……ッ!」
「このままヤろっか?」
いつの間にか、あたしが着ていた服にまで手をかけていた。


