ーービリッ……
ダンボールに貼られたガムテープをはがしていく。
ーーカパッ……
箱のふたを開けた瞬間、杏の目が見開かれた。
「えっ?これっ……」
「気に入った?」
「え?え?だってこれっ……」
目の前にあることが信じられないらしくって、口をパクパクとさせている。
金魚……だな。
「気に入ったか、気に入らなかったか。どっち?いやなら返品するけど?」
ニッと笑って、ソファーから立ち上がると、彼女に近づいた。
「そ、そんなことっ!」
否定するように、フルフルと顔を横に振る。
ダンボールから、中に入っていたものを取り出すと、杏は嬉しそうに抱きしめた。
どうやら気に入ったようだ。
“閻魔大王のぬいぐるみ”を。
ダンボールに貼られたガムテープをはがしていく。
ーーカパッ……
箱のふたを開けた瞬間、杏の目が見開かれた。
「えっ?これっ……」
「気に入った?」
「え?え?だってこれっ……」
目の前にあることが信じられないらしくって、口をパクパクとさせている。
金魚……だな。
「気に入ったか、気に入らなかったか。どっち?いやなら返品するけど?」
ニッと笑って、ソファーから立ち上がると、彼女に近づいた。
「そ、そんなことっ!」
否定するように、フルフルと顔を横に振る。
ダンボールから、中に入っていたものを取り出すと、杏は嬉しそうに抱きしめた。
どうやら気に入ったようだ。
“閻魔大王のぬいぐるみ”を。


