それを見て、出てきた言葉は───……。
「……い、行きたくありません」
敬語での否定。
フルフルと首を横に振って抵抗する。
「そう?」
陸はあたかも、あたしがそう答えることを最初からわかっている顔をした。
ニヤニヤと笑っているし……。
く……悔しいッ!
陰陽師が変態悪魔に勝てないなんて!
「じゃあ、言え」
ヤツは、クスッと悪魔の笑みを浮かべながら、あたしの頬を撫で下ろす。
命令か!?
命令口調ですか!?
悪魔に負ける陰陽師ですか!?
「い、言いたくない……です……」
「フ〜ン?じゃあ、爬虫類展行く?」
ギャアアア―!
フフッ……と笑う悪魔の恥ずかしい質問に答えなきゃいけないんですか!?
「答えねーと、またイケナイこと始めるぞ」
「やッ……」
襟元から、陸の手が滑り込んで来た。
ムリだ。
答えなきゃ、離してもらえない。
だから……。
「……さっきイヤがったのは───……」
ポツリポツリと小さな声で、話し出した。
「……い、行きたくありません」
敬語での否定。
フルフルと首を横に振って抵抗する。
「そう?」
陸はあたかも、あたしがそう答えることを最初からわかっている顔をした。
ニヤニヤと笑っているし……。
く……悔しいッ!
陰陽師が変態悪魔に勝てないなんて!
「じゃあ、言え」
ヤツは、クスッと悪魔の笑みを浮かべながら、あたしの頬を撫で下ろす。
命令か!?
命令口調ですか!?
悪魔に負ける陰陽師ですか!?
「い、言いたくない……です……」
「フ〜ン?じゃあ、爬虫類展行く?」
ギャアアア―!
フフッ……と笑う悪魔の恥ずかしい質問に答えなきゃいけないんですか!?
「答えねーと、またイケナイこと始めるぞ」
「やッ……」
襟元から、陸の手が滑り込んで来た。
ムリだ。
答えなきゃ、離してもらえない。
だから……。
「……さっきイヤがったのは───……」
ポツリポツリと小さな声で、話し出した。


