午後からの講義は、まいちゃん達も受けるから……ノートを見せてもらおうかな。
陸をひとりで帰すのは、ちょっと心配。
「ね、帰ろう?」
胸に顔をうずめてる陸を少し引きはがして、顔を覗き込んだ。
「……帰らねーから」
〜〜〜このバカ殿様がァ!!
さっきより、絶対にキツそうだもん。
熱上がって来てるんじゃないの!?
「杏に抱き着いてれば、多少は回復すっから……」
そう言って、また抱き着いて来た。
谷間に、顔をくっつけて粗い呼吸をしてる。
「……あたしは氷枕でも、解熱剤でもないんだよ」
回復するなんて……そんなことありえない。
「十分……俺にとって杏は薬になる」
「もう〜〜〜……」
何を言っても聞く耳を持たない陸に、呆れてため息をこぼした。
陸をひとりで帰すのは、ちょっと心配。
「ね、帰ろう?」
胸に顔をうずめてる陸を少し引きはがして、顔を覗き込んだ。
「……帰らねーから」
〜〜〜このバカ殿様がァ!!
さっきより、絶対にキツそうだもん。
熱上がって来てるんじゃないの!?
「杏に抱き着いてれば、多少は回復すっから……」
そう言って、また抱き着いて来た。
谷間に、顔をくっつけて粗い呼吸をしてる。
「……あたしは氷枕でも、解熱剤でもないんだよ」
回復するなんて……そんなことありえない。
「十分……俺にとって杏は薬になる」
「もう〜〜〜……」
何を言っても聞く耳を持たない陸に、呆れてため息をこぼした。


