抱っこして背中を叩いていたら、10分もしないうちに眠った。
近くにあった座布団を枕にして寝かせる。
着ていた上着を脱いで、繭ちゃんにそっとかけた。
……カワイイ寝顔だなぁ。
スヤスヤと眠る彼女の頭を撫でて、みんなの方を向く。
すると、里子ちゃんから予想外の質問が舞い込んだ。
「杏樹ちゃんの彼氏さんってどんな人?」
「へっ!?」
「右手にピンキーリングしてるんだから、彼氏いるんでしょ?」
……さ、里子さん、よく見てますね。
右手につけたリングを指差されて、う〜んと考える。
「フツーの人かな?」
陸を思い浮かべてみたけど、アイツ大学内では王子様ぶってるから……そう返した。
ホントは、変態バカ殿様なんだけど……アイツのことを考えて裏の性格は伏せた。
近くにあった座布団を枕にして寝かせる。
着ていた上着を脱いで、繭ちゃんにそっとかけた。
……カワイイ寝顔だなぁ。
スヤスヤと眠る彼女の頭を撫でて、みんなの方を向く。
すると、里子ちゃんから予想外の質問が舞い込んだ。
「杏樹ちゃんの彼氏さんってどんな人?」
「へっ!?」
「右手にピンキーリングしてるんだから、彼氏いるんでしょ?」
……さ、里子さん、よく見てますね。
右手につけたリングを指差されて、う〜んと考える。
「フツーの人かな?」
陸を思い浮かべてみたけど、アイツ大学内では王子様ぶってるから……そう返した。
ホントは、変態バカ殿様なんだけど……アイツのことを考えて裏の性格は伏せた。


