地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー

えーーうぅーーあぁぁぁあーー……。

ヤバイヤバイヤバイ!

ほんとーっにヤバイ!!


なにがヤバイって……そりゃもちろん……。


「術かかってても、フツーのダテメと変わらねーんだな」

「……っっ……」


目の前にいるあたしのメガネをかけている陸。

似合いすぎてて、ほんとーっにカッコイイ。

陸のメガネ姿なんて、レアだもん。

高1の文化祭で見た以来。

カッコよすぎてて……「メガネ最高!」なんて考えちゃってる。


ヤバイ……顔が熱くなってきた。

両手で、隠すように顔を覆う。


だけど。

この閻魔大王は、もう気づいているようで。


「杏ちゃ~ん? なんで顔を隠すのかなぁ?」


思いっきりニヤニヤしながら聞いてきた。


「うぅぅ~……聞かないで」


真っ赤になってるであろう顔を見られたくなくて、俯く。

しかし、この悪魔は……。


「答えてくれないから、お仕置きな?」

「きゃあっ……!?」


無防備だった耳を甘噛みしてきた。

ビックリして、思わず顔を上げる。


パッと見た陸の表情は、嬉しそうで勝ったというような妖艶な笑みを浮かべていた。