と……鳥肌がっ!!


こういうことを陸にされたりすると、ドキドキして顔が熱くなる。

何にも考えられなくなっちゃうんだ。

ドキドキするけど、『もっと』と思ったりする。



だけど、橘くんはただの同級生。

ドキドキどころか……ゾクゾクだよ。

体中が鳥肌立って、拒否反応を示してる。


や、やめてほしい……。


スカートをギュッと握りしめた。


やめてって言わなきゃ。

講義中だし、誰も助けてくれないもん。


チラッと陸を見る。

たくさんの女の子に囲まれてた。


……やっぱり自分で言うしかないんだよね。



そう思った瞬間。



「……ッッ!?」

「杏樹ちゃんって、肌もキレイなんだ。スベスベ〜」


カーディガンから見えていた腕を触られた。





……いっ……イヤッ……!!