講義開始直前に、教室に入って来た陸。
女の子達に囲まれてて、よくは見えないけど。
なんか……顔色悪くない?
ちょっと青ざめたような感じに見えるし……。
う〜ん……お弁当に変なモノは、入れてなかったんだけどな。
具合悪い?
教科書をパラパラとめくりながら、陸を見ていたら──……。
「杏樹ちゃんって、髪の毛キレイだよね」
──サラッ……
──ビクッ!
隣に座っていた橘くんが、あたしの下ろしていた髪の毛を一束持って指で梳いた。
陸以外に、あまりされたことがなかったから……体が反応する。
さっきまで、撫でてもらってたから余計にびっくりした。
「柔らかい髪だね、手入れしてるんでしょ?」
一度だけじゃなく……講義中なのに、何度も梳かれる。
女の子達に囲まれてて、よくは見えないけど。
なんか……顔色悪くない?
ちょっと青ざめたような感じに見えるし……。
う〜ん……お弁当に変なモノは、入れてなかったんだけどな。
具合悪い?
教科書をパラパラとめくりながら、陸を見ていたら──……。
「杏樹ちゃんって、髪の毛キレイだよね」
──サラッ……
──ビクッ!
隣に座っていた橘くんが、あたしの下ろしていた髪の毛を一束持って指で梳いた。
陸以外に、あまりされたことがなかったから……体が反応する。
さっきまで、撫でてもらってたから余計にびっくりした。
「柔らかい髪だね、手入れしてるんでしょ?」
一度だけじゃなく……講義中なのに、何度も梳かれる。


