誰を思って、そんな顔してるんだろう。 今までみたことないよ。 あたしではない誰かに嫉妬してしまう。 と、そのとき…… 「おぃ…」 「ぇ…」 お店の中から出てきた翼くんに呼ばれた。 なに…? 手招きされるままお店の中に足を踏み入れる。 「これとこれなら、どっちがいい?」 「ぇ……」 ドクン… その言葉に、思考が止まる。 泣きそう。 そのためにあたしを連れてきたんだ。 誰かのために あたしを… 「……ハルヒ?」 ショーケースの中の指輪やネックレスが、揺れる視界でキラキラ輝いている。 .