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「お父さん…この人生きてるの?」


親子三人は森から家まで唯を運んだ

その間も唯は起きなかった



「大丈夫かしら…」


「あ、あぁ…けどなぜ禁じられた森にいたのか…」


神の森は一般には出入りを禁じられている
この国のひとなら必ず知っている


その時だった

「み…水………」


「お父さん!喋ったよ!!水がのみたいの!?」


「水を…」


唯は喉の乾きで
意識をとりもどした