「今…女の声がしたが…?」


「あのっ…ですね」


―やはり勘の鋭い陛下には隠し事は無理か…


「はい…泉で娘を助けました…ですが故意に入ったわけではなさそうで…」


「なぜ隠した?」


「娘が…盗賊だとは思えなくつれて来ました」


リースの父は声が震えていた。国の王に嘘をついたのだ

平常心でいれるはずかない


「その娘はいますか?あわせてください」


後ろにいたロキは身をのりだして父に聞いた