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「陛下お待たせしました。今日はどんな…ごようじで?」


「久しぶりだな。今日は泉の警備のことで来た」


後ろでまつロキは目を瞑り気配を読んでいた



「警備ですか…?」


「今日だれかが泉に侵入した。しかもかなりの魔法のつかいらしい」


――あの娘が魔法を…?


記憶がない少女にパロ(神官)樣以上に魔力が優れているとは思えなかった


「何か知らないか?」


「はい…とくには」


リースの父は
嘘をついた