リースは肩をホッとして落とした


「陛下。少しお待ちください。呼んで参ります」


「ぁあ…すまない」



リースは家の奥へと消えていった


「陛下…」

「なんだ?」


ロキは陛下の目を見ているのではなく足元を見ていた


「陛下、足元をご覧ください」


「足元を?……これは…」



陛下やロキ、リースの家の回りに小さな花が咲いていた


「花が…」


「陛下。言うが遅くなりましたが泉に写った者は娘でした。もしリースの家に娘が今したら…」



――聞きたいことがある…


「いたら?ロキ?」


「捕らえてください」


ロキは陛下を真っ直ぐ見て言っ