「私も悲しいのじゃよ…ロキよ…」


「ガロ樣…」


悲しげな顔をしたガロをロキはマジマジと見た


「さぁ…行きなさい。ロキ心を鬼にするのじゃ。」


ロキ「はい」と小さく返事をして外へと向かった

階段が一歩づつ“やらなければ”と悲痛に訴える


…―今夜はエノール国の姫の歓迎パーティーだ…

やるならば今日中…


パタン…

ガロの家を出ていきロキは城へと足を向かわせる

―陛下と会いませんように…あの方にあってしまわれたら感が鋭いため気づかれてしまう



ロキは急いで自室へと向かった



誰にも気づかれぬように