「そっか」


そう言うと、すぐるは私と同じように座り込み、そして、抱きしめてきた。


暖かい、体温。


整っている、呼吸。


そして、確かな鼓動。


生きてる……。


すぐるが、生きてる……。


また、こみ上げてくる涙をグッと我慢する。


すぐるの体を押しのけ、その瞳をにらみつけた。


「どういうこと?」