けれど、すぐるはその声にも耳を貸さなかった。


下着姿にされて、触れられる。


「やだ……」


でも、本当に嫌なワケじゃない。


すぐるになら触れられても嫌じゃない。


全部あげても、いいと思う。


「碧、俺だけ見てろ」


息を荒くしたすぐるが、そう言った――。