いぢわる王子様

その瞬間。


綺麗で、可愛い清子さんの顔がスッと冷たくなった。


え?何?


「すぐる、今度はあなたにちょっかいを出しはじめたのね」


「『すぐる』……?」


「私、すぐるの幼馴染なの。家が隣同士で、幼稚園から一緒よ」


予想外のその言葉に、私は悲鳴に似た声を上げた。