いぢわる王子様

どう頑張っても笑いがおさまらない私に、すぐるは大きなため息と共に胸を触っていた手をどけた。


「ったく」


ベッドの端に背を向けて座り、あきれたように舌打ちするすぐるに、なんだか申し訳ない気分になってくる。


こういうとき、男の人ってちょっと辛いんだよね……?


「ごめんね?」


私はそう言いながらすぐるの髪をなでた。


やわらかくて、艶がある。


「いいよ、別に」


「怒ってる?」


「怒ってない」