いぢわる王子様

胸のふくらみに触れられると、意外とくすぐったい。


今までの理想とか、妄想とか、そういうのとは全然違う。


私はしばらく我慢していたのだけれど、途中で思わず笑い出してしまった。


すぐるの手が止まる。


「アハハッ! くすぐったいよ」


ベッドの上で転げまわる私に、すぐるがムッとしたように背中からドレスの中に手を入れてきた。


そうされると、更にくすぐったい。


もう、ムードはぶち壊しだ。


「碧、ちょっと黙ってろ」


「だって……」


くすぐったくて、また笑えてくる。