「咲希ちゃーん!!悪いけどいつもの醤油買ってきて!!」 んー? 「えー?いつもの醤油って隣町にしか売ってないやつでしょー?」 ソファでうたた寝してたあたしはお母さんのいるキッチンに顔を出した。 「お願い。お母さん手が離せないの。 おつりあげるから、ね?」 そう言ってお母さんは千円札をちらつかせた。