「あ、ありがと…。」


「どういたしまして。」



夏樹……

顔、笑ってるよ…


肩、震えてるし…


「夏樹、笑いたかったらどうぞ。」


「いや、いい。我慢する。」


我慢するのか…



「朝から何イチャついてんの、二人とも。」


「あ、青木くん。おはよ。」

「なっちゃん、アズ知らない?」



亜純?

そういえば、いない


どこ行ったんだろ



「あ、戻ってきた。アズ、おはよ〜。」


「おはよう、ミツ。今日は遅刻ギリギリじゃないんだ(笑)」


「早起きしたからね。」



あ、なんか亜純と青木くんの雰囲気いいな



落ち着いた感じ


そんなことを考えてたら、夏樹の手が頭の上に、乗った



「俺らも、三弥たちみたいになりてーな。」


「そうだね。」



夏樹もそう思ってたんだ



なんか、こういう些細なことでも嬉しい