「…あ。」
「どうした?」
「いや、今日楽譜をもって帰ろうと思ってたから。」
「…行けるか?」
「うん。たぶん智士のことだからそんなこと全然気付いてないだろうし。
まぁ言わなかったうちが悪いんだけどね。」
「まぁ綾以外悪い奴はいないだろうな。」
「ひどっ!!けど行ってくる!!
色々ありがとうございました。大分落ち着きましたので!!
いってきます!!」
「気を付けろよー」
佐光の間延びした声を背に職員室を出た。
早く行かないと智士が帰ってきちゃうかもしれないし、すれ違いになったらもっと嫌だからな。
「早く行こーっと。」



