君と過ごした日々




「失礼しまーす。」


智士が挨拶をして、佐光のデスクに向かうと、


「おぉ、お前ら。まだいたのか。何かあったのか?」


って言った。勿論佐光が。


いやいやいや、君が残れって言ったんだよね?

何かあったのかじゃねぇだろ?



「綾が雷が怖いらしいので、帰らせてもいいですか?」


……


「なんだ、雷が怖いのか?お前もまだまだ女だな!!」


「…うちは最初っから最後まで女だっつーの。」


「あ?そうだったか?すまんすまん。ハハハハハ。」


冗談キツすぎますぜ、佐光さん。

智士の顔見てみ?ビックリするぐらいひきつってますよ?



「ゴホン。で、綾を帰らせるんだな?帰る準備はできてるのか?」


「いや、まだ。」


「あ、じゃあ俺やって来るから。」


そう言って智士は職員室を早々と出て教室に行ってくれた。


「…アイツはいい奴だろう?」


「そうだね…、周りのことをいっぱい見ていっぱい考えてる。
先生が何で智士を級長に指名したのかなんとなくわかったような気がするし。」


最初は何でこんな軽い適当な奴が級長なんだってすごく疑問だった。


でも、一緒に過ごすことで智士の考えてることが色々見えてきて、すごい奴なんだってわかった。



「あぁ。やっぱり俺の目に狂いはなかったな。
二人を指名してよかった。」


「二人?…それってもしかしてもしかしなくても、うちも含まれてたりする?」


「そうだ。ありがとうな。」


なんか、そんな真正面から言われると妙に照れちゃうんですけど。